学びの航路……プログラム選択支援のための提案型ナラティブガイド|Chapter 4


CHAPTER 4 VOYAGE LIST … チャプター4 航路リスト

Voyage 12.
社会包摂(インクルージョン)とウェルビーイング
〈社会制度 × 共創デザイン × 地域コミュニティ〉

Voyage 13.
行動変容とソーシャル・デザイン
〈行動データ × ウェルビーイング × 社会評価〉

Voyage 14.
価値創造と「問い」のデザイン
〈アート・デザイン思考 × アントレプレナーシップ × 価値評価〉

Voyage 15.
クリエイティビティと表現の探究
音 × アート・デザイン × 創造性〉

Voyage 16.
アジア・ゲートウェイと国際共創
〈異文化環境 × グローバルPBL × 越境する知〉


VOYAGE 12.
社会包摂(インクルージョン)とウェルビーイング
社会制度 × 共創デザイン × 地域コミュニティ〉

この航路で扱う「問い」

「より多くの人が居場所と役割を感じられる社会」は、
制度・デザイン・データ・関係性の再設計をとおして、どう実現できるか?

既存の社会の仕組みの中にある「見えにくい課題」を捉え直し、
新たな価値へと転換する視点を学びます。
障害のある人や高齢者、子ども、異なる文化的背景を持つ人々などと共に
価値を創り出すインクルーシブデザインの設計から、
ジェンダーや労働をデータで読み解く経済学の実証分析、
福祉現場や地域コミュニティにおける実践型プロジェクトの最前線まで。
さらには、生命倫理とウェルビーイングの観点から、
人・動物・環境を包括的に捉える視点にも目を向けます。
孤立を防ぎ、多様な人々が社会とつながりつづけられる
制度・サービス・コミュニティの構想と、
その実現の可能性について考えます。

■ 制度・デザイン・データを組み合わせた社会包摂のアプローチ
■ 多様な立場の人々と共に価値を共創するデザイン手法
■ 孤立を防ぎ、関係性を育むコミュニティ設計の視点

■ ウェルビーイング・多文化共生・福祉・支援の発想を実務に取り入れたい人
■ ジェンダーや公共性など社会構造を変える視座やアプローチを学びたい人
■ 地域コミュニティの再生や、人と人をつなぐコミュニケーションに関心がある人

■ 多様な人が参画できる社会サービスや制度設計の充実
■ 言語や文化的背景の違いを超えるコミュニケーション支援の可能性
■ 「誰も取り残さない」持続可能な共生社会

航路12 関連講座例 | クリックして講座例を見る

No. 34 16-14-オ 3H

田北 雅裕 
芸術工学研究院 准教授

消費者やユーザーの行動変容を目的として発展してきたコミュニケーションデザインの技術は、社会福祉分野に行き届いていない実態があります。本講義では、社会福祉の中でも特に、児童福祉の現場で取り組んできたコミュニケーションデザインの実践について事例を交えてお話します。

3月16日(月) 14:00~ オンライン

No. 47 17-15-オ 2I

羽野 暁 
芸術工学研究院 准教授

社会的マイノリティを包摂するインクルーシブな公共空間デザインの実践研究に取り組んでいます。文理横断した多領域の専門家で構成する「九州大学らくちんラボ」を組織、総合知を活用したインクルーシブな新しい公共空間の実装を進めています。議論を専門家に閉じず、幅広く多様なステークホルダーと共創するプロセスを重視しています。本講座では、インクルーシブインフラの整備手法について、実装事例を交えて解説します。

3月17日(火) 15:00~ オンライン

No. 78 20-13-オ 3E

吉嶺 加奈子 
比較社会文化研究院 講師

外国人が急増している昨今、日本人も外国人も言葉での意思疎通が難しい場面が増えています。「言語の壁を乗り越えるために、非言語コミュニケーションが使えないか?」と考えました。万国共通とされている表情から感情を推定するAI表情解析システムをとおして、お互いの感情を伝えることでコミュニケーションを支援するための実証研究を行っています。講座では、タイの「13のほほえみ」の説明、既存のAI表情解析システムの問題、そして現在検証しているタイを中心とするアジア文化圏に対応したAI表情解析システムのプロトタイプについてお話します。

3月20日(金) 13:00~ オンライン

No. 87 21-14-ハ 4D

室賀 貴穂 
経済学研究院 准教授

日本における女性労働の現状を、データを用いて整理します。女性の就業率の推移や正規・非正規雇用の状況を概観したうえで、家事・育児負担の集中、出産・育児期の離職、長時間労働や男女間賃金格差、管理職比率の低さといった課題を分析します。さらに育児・介護休業制度や柔軟な働き方の効果についても検討し、個人・企業・政府それぞれにとって重要な示唆を示すとともに、データにもとづいて働き方や職場環境を考えるための視点を提供します。

3月21日(土) 14:00~ ハイブリッド

No. 19 15-14-ハ 1D

福田 治久 
医学研究院 准教授

健康データベース研究基盤 「LIFE Study」 の開発により 38 自治体・464万人を対象とした、2015年からの一人ひとりの人の誕生から死亡に至るまでのライフコース縦断的なデータベースが構築されています。また、九州大学を研究拠点として全国の40以上の学術機関と共同研究を推進する健康領域におけるオープンサイエンス。これらのビッグデータを活用し、自治体DXを進め、AIを活用することで産官学連携にて「健康長寿社会」を創出するための道筋を紹介します。

3月15日(日) 14:00~ ハイブリッド

No. 71 19-15-ハ 1G

羽山 康之 
芸術工学研究院 助教

社会や暮らしの課題に向き合いながら、未来をより良くするための考え方としてストラテジックデザインを紹介します。サービスをとおして、人や社会にどんな価値を生み出せるのかを、身近な事例とともにわかりやすく考えます。

3月19日(木) 15:00~ ハイブリッド

No. 21 15-15-ハ 3G

張 彦芳 [ジャン・エンファン/ZHANG Yanfang] 
芸術工学研究院 准教授

多くの企業には、「コストだから仕方がない」、「社会的には大切だが、事業にはならない」そう扱われている課題が存在します。本講義では、デザイン思考を用いて、そうした課題が価値に変わる瞬間を参加者自身の手でつくり出します。正解を学ぶ講義ではなく、自社の課題を起点に、価値の見方・問いの立て方を再設計する実践型プログラムです。社会課題と企業活動を切り離さず、両者をつなぐ新しい発想と可能性を探ります。

3月15日(日) 15:00~ ハイブリッド

No. 55 18-11-オ 4I

朝廣 和夫 
芸術工学研究院 環境設計部門 教授

本講座では、国の求める「2030年までにネイチャーポジティブ:自然再興を実現する」ミッションを念頭に、里山との付き合いを、どのように考えればよいのか、個人、企業としての平時のグリーンキャリア(実活動とスキル開発)形成をどのように考えるのか、それが、災害時の復旧活動にどのように活かされるのかなどの話題提供を行いながら、参加者の皆さんと考えたいと思います。

3月18日(水) 11:00~ オンライン

No. 53 18-10-オ 1I

清野 聡子 
工学研究院 環境社会部門 准教授

「九州大学うみつなぎ」は、海洋教育のプラットフォームを九州中心に形成するプロジェクトです。6年間、海の精鋭のユース育成のため、海辺の教室、ハイブリッド・シンポジウム、動画教材作成を行ってきました。スポーツ人材育成並みのコースや次世代のステップアップ型海洋教育プログラムの本格的な開発をしていきたいと考えています。地域で育つ幼少期に海と親しみ始め、小中学校では海での実践活動と調査を開始、高校生になると社会課題解決に取り組み始めます。大学や社会の中で、そして国内外の広い舞台で活躍する先輩たちが育っています。九州の地域社会で、生物調査、海洋清掃、伝統文化の継承のためにがんばるユースの育成について紹介します。

3月18日(水) 10:00~ オンライン

No. 59 18-14-オ 2J

Johan LAUWEREYNS [ローレンス・ヨハン] 
基幹教育院 / システム生命科学府 システム生命科学専攻 教授

3Rの改訂版定義では、ヒト、動物、環境の幸福の促進を目指す「One Health アプローチ」と整合させ、より広範かつ統合的な適用を見据えています。3Rの動物実験以外の分野への適用拡大には、まず従来の枠組みを硬直的かつ専門的解釈から脱却。そして、研究者、教育者、政策立案者、一般市民の間での潜在的な対立点について検討を行い、協力が促進される共通の関心分野を特定。最終的には3Rの漸進的な発展が誰一人取り残されることなく、包摂的なものとなるようにすることです。

3月18日(水) 14:00~ オンライン

*講義は英語と日本語を併用して行われます。


VOYAGE 13.
行動変容とソーシャル・デザイン
行動データ × ウェルビーイング × 社会評価

この航路で扱う「問い」

人の行動は、環境・制度・情報との相互作用のなかで、どのように形成され、
社会設計によって、どのように変えうるのか?

人の行動は、個人の意志や志向だけで決まるものではありません。
制度設計や環境条件、与えられる情報によって、
私たちは無意識のうちに行動を選択しています。
本航路では、行動センシング技術、住環境のウェルビーイング研究、
健康・労働・環境をめぐる経済学的評価などをとおして、
人の行動が、どのような条件から形成され、
どのように変わりうるのかについて探ります。
健康、ジェンダー、環境といった社会課題を捉え直し、
行動を起点としたソーシャルデザインの可能性について考えます。

■ 行動を形づくる環境・制度・データの条件整理
■ 行動観察・経済学・都市UXを横断した分析視点
■ 行動変容を制度設計や政策に接続して考える思考の枠組み(フレームワーク)

■ 行動変容・心理・UX・社会デザインに興味がある人
■ 都市や公共空間を「人が自然に動く場所」として更新したい実務者
■ 医療・健康データや経済学の視点から、社会制度やシステムをより良くしたい実務者

■ データにもとづく行動設計と意思決定の高度化・支援
■ 多様な人々が参加しやすい制度・環境設計
■ 行動科学とデータを基盤としたエビデンス志向の政策形成や社会設計

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No. 27 16-10-ハ 1F

荒川 豊 
システム情報科学研究院 教授

スマートフォンやスマートウォッチには人間の行動を測るセンサが多数搭載されています。AIの進展により、こうしたセンサによって、人が何をしていて、どのような状態であるかを情報システム側が把握できるようなっています。そして、人の行動を先読みしたり、心理状態を推定して次の行動を促したりする世界がすでに広がりつつあります。本講義では、情報工学だけはなく、心理学、経済学、医学、都市工学などさまざまな分野が関わる学際的研究について、基盤となる技術から応用事例について紹介します。

3月16日(月) 10:00~ ハイブリッド

No. 77 20-13-ハ 1J

有馬 雄祐 
人間環境学研究院 助教

住まいづくりを含む多分野で注目される 「ウェルビーイング」。言葉が標語として独り歩きしている今、本講座では学術的な定義と測り方を解説することで「ウェルビーイングって何?」という疑問を解消し、住環境の実証的な知見をもとに「住まいの幸せ」を考えるヒントの提供を目指します。

3月20日(金) 13:00~ ハイブリッド

No. 19 15-14-ハ 1D

福田 治久 
医学研究院 准教授

健康データベース研究基盤 「LIFE Study」 の開発により 38 自治体・464万人を対象とした、2015年からの一人ひとりの人の誕生から死亡に至るまでのライフコース縦断的なデータベースが構築されています。また、九州大学を研究拠点として全国の40以上の学術機関と共同研究を推進する健康領域におけるオープンサイエンス。これらのビッグデータを活用し、自治体DXを進め、AIを活用することで産官学連携にて「健康長寿社会」を創出するための道筋を紹介します。

3月15日(日) 14:00~ ハイブリッド

No. 87 21-14-ハ 4D

室賀 貴穂 
経済学研究院 准教授

日本における女性労働の現状を、データを用いて整理します。女性の就業率の推移や正規・非正規雇用の状況を概観したうえで、家事・育児負担の集中、出産・育児期の離職、長時間労働や男女間賃金格差、管理職比率の低さといった課題を分析します。さらに育児・介護休業制度や柔軟な働き方の効果についても検討し、個人・企業・政府それぞれにとって重要な示唆を示すとともに、データにもとづいて働き方や職場環境を考えるための視点を提供します。

3月21日(土) 14:00~ ハイブリッド

No. 90 21-16-オ 4D

中石 知晃  
経済学研究院 准教授

値札のない環境の価値をどう測るか。CVMやヘドニック法など非市場財の経済評価を入門解説。都市緑化を例に地価・生活満足度データで金銭価値を推計する研究事例を紹介します。COI-NEXTで進む昆虫指標による生物多様性評価とネイチャーポジティブ/TNFDへの展開も展望します。

3月21日(土) 16:00~ オンライン


VOYAGE 14.
価値創造と「問い」のデザイ
アート・デザイン思考 × アントレプレナーシップ × 価値評価

この航路で扱う「問い」

本質的な「問い」をどう設計し、
新しい文化的・社会的・経済的価値の創造・評価・実装へ、どうつなげられるか?

新しい価値は、本質的な「問いの設計」から生まれます。
未来の世界を構想する視点、
見えにくい文化的・社会的価値の可視化、
物事を再解釈し、新たな価値を編み直す〈アート・デザイン思考〉、
そして、社会課題をビジネスとして構想・実装するアントレプレナーシップ(起業家精神とその教育)。
本航路では、既存の思考の枠組みを問い直しながら、
文化的・社会的・経済的価値を創造・評価し、
現実の社会で活用するための視点と方法を探ります。

■ 文化的・社会的・経済的価値の可視化・評価の手法
■ 技術シーズを「社会価値」へと変換するビジネス設計
■ 未来の社会や人々の暮らしと文化を構想・設計するアプローチ法

■ アート・デザイン・ビジネスの接点に関心がある人
■ 起業やプロジェクトの立ち上げ、異分野連携をリードしたい実務者
■ 既存の常識を問い直し、未来のヴィジョンを描く思考法を学びたい人

■ 文化・芸術活動や社会的インパクト創出が適切に評価される社会
■ 課題解決と経済的利益が両立する持続可能なエコシステム
■ 多様な〈知〉が交差し、「問い」を起点に価値が生まれつづける社会基盤

航路14 関連講座例 | クリックして講座例を見る

No. 15 15-11-ハ 2H

川出 絵里 
未来教育デザインアリーナ(FeDA) / 未来社会デザイン統括本部 教授

編集者・ライターとして『美術手帖』誌や書籍、ウェブの制作に携わってきた講師の経験をもとに、編集的な思考法やアプローチをどのように日常の実践に活かすかを考えます。前半は、企画の立て方、構成・物語展開の設計、筆者やデザイナーとの協働、ラフや表紙イメージの描き方など、具体的な編集プロセスを紹介。後半は、国内外のアート作品を手がかりに、編集と共通する「世界の見方や価値観を更新する試み」としての現代アートを読み解きます。

3月15日(日) 11:00~ ハイブリッド

No. 21 15-15-ハ 3G

張 彦芳 [ジャン・エンファン/ZHANG Yanfang] 
芸術工学研究院 准教授

多くの企業には、「コストだから仕方がない」、「社会的には大切だが、事業にはならない」そう扱われている課題が存在します。本講義では、デザイン思考を用いて、そうした課題が価値に変わる瞬間を参加者自身の手でつくり出します。正解を学ぶ講義ではなく、自社の課題を起点に、価値の見方・問いの立て方を再設計する実践型プログラムです。社会課題と企業活動を切り離さず、両者をつなぐ新しい発想と可能性を探ります。

3月15日(日) 15:00~ ハイブリッド

No. 71 19-15-ハ 1G

羽山 康之 
芸術工学研究院 助教

社会や暮らしの課題に向き合いながら、未来をより良くするための考え方としてストラテジックデザインを紹介します。サービスをとおして、人や社会にどんな価値を生み出せるのかを、身近な事例とともにわかりやすく考えます。

3月19日(木) 15:00~ ハイブリッド

No. 49 17-16-オ 2H

岡田 栄造 
未来社会デザイン統括本部 教授

本講義では、これからの社会を構想するための実践的な思考法を紹介します。バックキャスティング、リフレーミング、プロトタイピングといったデザイン思考の基本を解説するとともに、スペキュラティブデザインを未来ヴィジョンにもとづくシナリオデザインの手法として事例とともに紹介します。さらに、九州大学未来社会デザイン統括本部で取り組んでいる未来社会デザインの事例を通じて、その具体的なプロセスを解説します。

3月17日(火) 16:00~ オンライン

No. 82 20-17-ハ 3H

工藤 孔梨子 
病院 国際医療部 講師

病院内にはさまざまな問題がありますが、デザインはその解決の一助を担うことで医療そのものの質を向上させる可能性を秘めています。九州大学では、芸術工学(デザイン学)部・医学部・大学病院を併せ持つ日本でも稀有な総合大学という特色を生かして、2021年から「医療×デザイン教育プログラム」を実施。一般外科・神経内科・看護などの診療科と連携し、プロダクトやゲームなどの多様なアイディアを作成・実装してきました。今後、企業の皆様のご協賛を仰ぎ、さらなる体制強化を図ることを検討中です。

3月20日(金) 17:00~ ハイブリッド

No. 58 18-14-ハ 4I

杉本 美貴 
芸術工学研究院 教授

これまで行ってきた中小企業や地場産業との産学連携でデザイン開発し、商品化したいくつかの事例について、具体事例を使いながら開発の着手から販売までのプロセスや、産学連携の種類や契約の手続きなどについて概説します。

3月18日(水) 14:00~ ハイブリッド

No. 18 15-13-オ 2H

尾方 義人 
芸術工学研究院 教授

物理系・化学系・農業系の先生と連携した科学技術を社会実装する場合の製品デザインの役割について、九大の芸術工学部と工学部・農学部・医学部との連携による具体的な製品デザインの実例を紹介しながら解説します。

3月15日(日) 13:00~ オンライン

No. 64 18-17-オ 2C

ネルグイ・エンフザヤ[NERGUI Enkhzaya] 
ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC) 助教

本講座は、国内インターンシップと海外派遣を組み合わせたアントレプレナーシップ教育プログラム「VLC(Venture Life Challenge)」について扱うものです。VLCは、実践的学習を重視した教育プログラムであり、国内外における実社会課題への取り組みを通じて、学生のアントレプレナーシップ能力の育成を目的としています。本プログラムでは、異なる国籍・大学・専攻を有する学生による多国籍混成チームを編成し、イノベーションを志向する企業から提示された経営の根幹に関わる実践的課題に取り組みます。加えて、インターンシップを提供する企業パートナーの拡充や、産学連携のさらなる強化にも継続的に取り組んでいます。

3月18日(水) 17:00~ オンライン

No. 52 18-10-ハ 2C

金子 晃介  
ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)准教授

この公開講座は、グローバルな視座を持って社会変革を起こす人材の育成に関する講座です。講座の中では、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)で実施している海外研修プログラムの内容を説明するとともに、実際の講義で実施している内容の体験型ミニ・ワークショップを行います。ミニ・ワークショップは、特定の技術を取り上げて、社会変革につながるアイディアを考える内容を予定しています。講座を通じて、グローバルな視座や社会変革を有する人材をどのように育成していくとよいのか考えるきっかけになるとよいなと思います。

3月18日(水) 10:00~ ハイブリッド

No. 24 15-16-オ 2C

槇原 彩 
芸術工学研究院 助教

本講座では、文化事業やアートプロジェクトにおける「評価」をテーマに、その考え方と実践的な活かし方を紹介します。評価を成果測定や説明責任としてだけでなく、事業の価値を引き出し、次の活動につなげるための創造的な営みとして捉え直します。多様な評価手法を紹介するとともに、具体的な事例を通して、見えにくい成果や関係性を評価によって言語化・可視化し、関係者間で共有することの意義を考察します。

3月15日(日) 16:00~ オンライン

No. 90 21-16-オ 4D

中石 知晃  
経済学研究院 准教授

値札のない環境の価値をどう測るか。CVMやヘドニック法など非市場財の経済評価を入門解説。都市緑化を例に地価・生活満足度データで金銭価値を推計する研究事例を紹介します。COI-NEXTで進む昆虫指標による生物多様性評価とネイチャーポジティブ/TNFDへの展開も展望します。

3月21日(土) 16:00~ オンライン


VOYAGE 15.
クリエイティビティと表現の探究
音 × アート・デザイン × 創造性

この航路で扱う「問い」

創造的な表現は、どのような契機や環境から生まれ、どのように更新されていくのか?

音楽やアート、デザインは、
新しい技術やメディア、思考の枠組みと出会いながら、
人間の感性や世界の捉え方を更新しつづけています。

その創造性は、社会の価値観や対話のあり方も更新していきます。
本航路では、音を用いた表現や、アートとデザインの実践を手がかりに、
人間のクリエイティビティは、どのように立ち上がるのかについて探究します。
表現が生まれる背景や、発想が芽生える契機を捉え直します。

■ 音楽・アート・デザインの創造的表現の実践やアプローチ法
■ 現代アートやデザインの事例から学ぶ、発想や視点の転換
■ アイディアを構想しプロジェクトとして組み立てる思考の枠組み

■ 創造的・文化的な表現とその解釈・評価に関心がある人
■ 表現やアイディアを作品や企画として形にしてみたい人
■ アートとデザインの思考を横断し、自身の活動に創造的なヒントを得たい人

■ アートとデザインが交差する、新しい表現や創造の領域・形
■ 発想や表現を、社会や未来像へと接続する創造的実践
■ クリエイティビティが共有知として循環する文化的基盤

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No. 23 15-16-ハ 2E

中村 栄太 
システム情報科学研究院 情報学部門 准教授

本講座では、音楽の演奏・創作・鑑賞の楽しみ方を広げるための情報処理の研究についてお話しします。具体的には、音楽演奏音源から楽譜を自動で書き起こす「耳コピ AI 」や音楽演奏の練習支援技術、音楽スタイルが進化する自動作曲システムなどについて紹介して、今後の音楽文化の可能性について考えます。

3月15日(日) 16:00~ ハイブリッド

No. 51 17-17-オ 2H

北條 知子 
芸術工学研究院 音響設計部門 助教

これまで世界各地で行ってきた音の実践を、実演をとおして紹介するとともに、音の聴取をとおして、場所と風土を捉えなおします。音を手がかりに、場所の特徴や、そこから抜け落ちてきたもの、そして未来において補完されうるものについて考えます。

3月17日(火) 17:00~ オンライン

No. 15 15-11-ハ 2H

川出 絵里 
未来教育デザインアリーナ(FeDA) / 未来社会デザイン統括本部 教授

編集者・ライターとして『美術手帖』誌や書籍、ウェブの制作に携わってきた講師の経験をもとに、編集的な思考法やアプローチをどのように日常の実践に活かすかを考えます。前半は、企画の立て方、構成・物語展開の設計、筆者やデザイナーとの協働、ラフや表紙イメージの描き方など、具体的な編集プロセスを紹介。後半は、国内外のアート作品を手がかりに、編集と共通する「世界の見方や価値観を更新する試み」としての現代アートを読み解きます。

3月15日(日) 11:00~ ハイブリッド

No. 63 18-16-オ 1D

秋田 直繁 
芸術工学研究院 人間生活デザイン部門 准教授

本講座では、私が日頃取り組んでいるプロダクトデザインの研究・教育事例をもとに、「システミックデザイン(デザイン思考とシステム思考を統合したデザインアプローチ)」の視点から、体験がどのような関係の中から生まれるのかを読み解く考え方を紹介します。IoTを用いた事例などをとおして、人やモノといった要素間のつながりを可視化し、生じうる体験を構想するデザインのアプローチを解説します。

3月18日(水) 16:00~ オンライン

No. 88 21-15-ハ 4I

緒方 胤浩 
未来社会デザイン統括本部 助教

フードデザインとは、食をより良い体験にするためのデザイン的アプローチです。新たな技術や素材と人々の暮らしをつなぐデザインの役割が、いま食の領域でも注目されており、海外や国内の大学でも研究が進んでいます。本講座では、フードデザインの基本的な考え方と、国内外の先進事例を紹介します。さらに、フード3Dプリンタを活用した食のデザインの可能性を、実演と試食を交えてご紹介します。

3月21日(土) 15:00~ ハイブリッド

No. 49 17-16-オ 2H

岡田 栄造 
未来社会デザイン統括本部 教授

本講義では、これからの社会を構想するための実践的な思考法を紹介します。バックキャスティング、リフレーミング、プロトタイピングといったデザイン思考の基本を解説するとともに、スペキュラティブデザインを未来ヴィジョンにもとづくシナリオデザインの手法として事例とともに紹介します。さらに、九州大学未来社会デザイン統括本部で取り組んでいる未来社会デザインの事例を通じて、その具体的なプロセスを解説します。

3月17日(火) 16:00~ オンライン

No. 17 15-13-ハ 2C

藍谷 鋼一郎  
人間環境学研究院 D-Be部門 教授

デジタルスキャニングツールの利用例として、徳島市中心部のデジタル化をもとに今後考えられる展開について紹介します。また、職人不足が深刻化する伝統工芸の継承のため、デジタルスキャニングを活用した300年前の鬼瓦復元について紹介します。

3月15日(日) 13:00~ ハイブリッド


VOYAGE 16.
アジア・ゲートウェイと国際共創
異文化環境 × グローバルPBL × 越境する知

この航路で扱う「問い」

九州からアジア、世界へ。
越境する共創の学びは、異文化協働のもとでどのように設計され、

社会課題解決へと接続されていくのか?

九州からアジア、そして世界へ。
多国籍チームでのPBL(Problem-Based Learning/課題解決型学習)やアントレプレナーシップ教育、
異文化コミュニケーション支援、国際的な遠隔医療ネットワークなど、
国境を越えた〈知の協働が広がっています。
本航路では、専門知や実践型学習を横断しながら、
グローバルな共創や社会課題解決を実現するための視座を学びます。

■ 「グローバル視点」「アジア視点」で課題を捉え直す力
■ 多国籍チームでの合意形成やリーダーシップ教育の実践例
■ 言語・文化の壁を超えるコミュニケーション支援の考え方

■ グローバル企業や国際組織で、アジアの成長と課題解決に関わりたい人
■ 実践的な〈知〉を得て、世界を舞台に活動したい人
■ 異文化環境でのチームワークや、課題解決型プロジェクトを経験したい実務者

■ アジア諸国と連携した持続可能な経済・環境圏の創出
■ 国際協働による医療・教育分野の遠隔研修基盤の発展
■ 日本と世界をつなぐ次世代リーダーシップの充実と継承

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No. 64 18-17-オ 2C

ネルグイ・エンフザヤ [NERGUI Enkhzaya] 
ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC) 助教

本講座は、国内インターンシップと海外派遣を組み合わせたアントレプレナーシップ教育プログラム「VLC(Venture Life Challenge)」について扱うものです。VLCは、実践的学習を重視した教育プログラムであり、国内外における実社会課題への取り組みを通じて、学生のアントレプレナーシップ能力の育成を目的としています。本プログラムでは、異なる国籍・大学・専攻を有する学生による多国籍混成チームを編成し、イノベーションを志向する企業から提示された経営の根幹に関わる実践的課題に取り組みます。加えて、インターンシップを提供する企業パートナーの拡充や、産学連携のさらなる強化にも継続的に取り組んでいます。

3月18日(水) 17:00~ オンライン

No. 52 18-10-ハ 2C

金子 晃介  
ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)准教授

この公開講座は、グローバルな視座を持って社会変革を起こす人材の育成に関する講座です。講座の中では、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)で実施している海外研修プログラムの内容を説明するとともに、実際の講義で実施している内容の体験型ミニ・ワークショップを行います。ミニ・ワークショップは、特定の技術を取り上げて、社会変革につながるアイディアを考える内容を予定しています。講座を通じて、グローバルな視座や社会変革を有する人材をどのように育成していくとよいのか考えるきっかけになるとよいなと思います。

3月18日(水) 10:00~ ハイブリッド

No. 53 18-10-オ 1I

清野 聡子 
工学研究院 環境社会部門 准教授

「九州大学うみつなぎ」は、海洋教育のプラットフォームを九州中心に形成するプロジェクトです。6年間、海の精鋭のユース育成のため、海辺の教室、ハイブリッド・シンポジウム、動画教材作成を行ってきました。スポーツ人材育成並みのコースや次世代のステップアップ型海洋教育プログラムの本格的な開発をしていきたいと考えています。地域で育つ幼少期に海と親しみ始め、小中学校では海での実践活動と調査を開始、高校生になると社会課題解決に取り組み始めます。大学や社会の中で、そして国内外の広い舞台で活躍する先輩たちが育っています。九州の地域社会で、生物調査、海洋清掃、伝統文化の継承のためにがんばるユースの育成について紹介します。

3月18日(水) 10:00~ オンライン

No. 61 18-15-オ 3A

久田 由紀子 
病院 国際医療部 アジア遠隔医療開発センター 特任助教

パンデミックや学び方の多様化により、医学教育や研修は、動画を用いたオンラインやオンデマンドでも行われる機会が急増しました。しかし、一般的な2次元の動画では研修者へ伝えられる情報に限界があります。全天球カメラはカメラ位置から全方位の映像を撮影するため、視聴者が自由に視点を変えられ、立体構造や位置関係、動きや相互作用の理解が容易となり、効果的な教育・研修を提供できる可能性があります。さらに臨場感、没入感に優れている点で有用です。本研究では全天球カメラを用いた医学教育動画の作成を試みています。

3月18日(水) 15:00~ オンライン

No. 62 18-16-ハ 3A

上田 真太郎 
病院 国際医療部 アジア遠隔医療開発センター 特任講師

本研究では、Meta Workrooms および Virbela を対象として、医療教育における画像品質を評価しました。その結果、Meta Workrooms では教育目的に対して画像品質が不十分である一方、Virbela では高解像度画像よりも低解像度画像共有のほうが良好な画像品質を示すという結果が得られました。今後、メタバースプラットフォームを用いた遠隔医療教育の発展には、医療教育に適した画像品質の向上が重要な課題であると考えられます。

3月18日(水) 16:00~ ハイブリッド

No. 78 20-13-オ 3E

吉嶺 加奈子 
比較社会文化研究院 講師

外国人が急増している昨今、日本人も外国人も言葉での意思疎通が難しい場面が増えています。「言語の壁を乗り越えるために、非言語コミュニケーションが使えないか?」と考えました。万国共通とされている表情から感情を推定するAI表情解析システムをとおして、お互いの感情を伝えることでコミュニケーションを支援するための実証研究を行っています。講座では、タイの「13のほほえみ」の説明、既存のAI表情解析システムの問題、そして現在検証しているタイを中心とするアジア文化圏に対応したAI表情解析システムのプロトタイプについてお話します。

3月20日(金) 13:00~ オンライン