学びの航路……プログラム選択支援のための提案型ナラティブガイド|はじめに・使い方・目次

今、大学は、旧来型の「知識を教える場」を超えて、
社会と共に、「問いを考え、未来を構想する場」へと、変わりつつあります。
九州大学が誇る多様な学問領域、
医療、創薬、農学、工学、情報科学から、
人文科学、社会科学、芸術、そしてデザインまで——
それぞれの学問や研究は、
孤立して存在しているのではなく、互いに深く絡み合いながら、
地球規模の課題解決や新しい価値創造へと、つながっています。

このプログラム(講座)選択支援のための提案型ナラティブガイド『学びの航路』は、
受講者のみなさまに、そうした広大な「総合知」の海を見渡し、旅して、
ご自身の関心や目的にかなう講座を選んでいただくための羅針盤です。

従来の「学部・学科」や「研究分野」の境界をあえて取り払い、
「解決したい課題」や「創りたい未来」というヴィジョンから、
「19の航路=物語(ストーリー)」を、新たに描き出し、
それぞれのテーマに即して、90の講座をマッピングしました。

地球環境、食、エネルギー、医療、創薬、都市設計、テクノロジーの課題から、
身体、感性、社会、創造性、そして知の根源へ。
既存の枠を超え、複数の専門知が響き合うダイナミズムを、
体感してみてください。

さあ、未来に向かう〈知の航海〉に、漕ぎ出しましょう。

Points!
・九州大学の「総合知」を「19のストーリー(航路)」として再編・提案。
・「テーマ/解決したい課題」と「到達したい未来像」から講座を選べる設計。
・市民・学生・企業が、それぞれの関心とニーズに合わせて、領域横断的に講座を選び学ぶためのナビゲーション・ガイド

本ガイドでは、全体テーマを5つの〈チャプター〉に整理し、
その中に、具体的な関心や問いに沿った19の〈学びの航路〉を配置しています。

航路をクロスさせると、何が生まれるのか?

たとえば、異なる「学びの航路」を横断して組み合わせることで、
研究・技術・社会課題を新しい文脈で結び直すことができます。


〈例〉
「脱炭素社会とサーキュラー・エネルギー(航路02)」と
「都市システムと未来モビリティ(航路11)」を横断すると:

・エネルギー技術
・都市インフラ
・人の移動行動支援

を総合的に捉え直し設計する視点が生まれます。


これは、単なる技術開発ではなく、
都市そのものを「エネルギーと人間行動が連動するシステム」として再設計する思考につながります。