プロジェクト– 研究・成果 –


PROJECTS – RESEARCHES & OUTCOMES

Q.O.E. 100, 2026|九州大学公開講座 
Kyushu University Open Explorations 100

『総合知探究』

01 学びの航路  Q.O.E.100, 2026
……プログラム選択支援のための提案型ナラティブガイド

02 Q.O.E.100学習設計支援AI(ベータ版)
……大規模言語モデルによる学習ナラティブ生成システム


プロジェクト概要|

「総合知」を〈社会〉に開き〈個々人〉の学習体験へと接続する

総合知デザイン教育を推進する FeDAは、Q.O.E.と連携し、このたび開講される90の公開講座を通じて、九州大学の「総合知」をいかに社会へ伝え、説明しうるかを問い直し、その可能性を、社会そして学習者一人ひとりに向けて開くために、ふたつの学修支援ツールの制作と提供に挑戦しています。

「みなさん」のための学修支援 ……”3人称の学習デザイン”

第一の試みは、編集的視座による「総合知」の俯瞰的な再構成です。90の講座を精読・再解釈し、それらを「5つのチャプターと19の航路」から成る「学びの物語」として編み直しました。この「物語」を読み進み、受講したい講座を選ぶためのガイドとして活用してみてください。ここでは、個々の講義の垣根を超えて、九州大学が内包する多様な「知の航路」の広がりとその横断的可能性を提示しています。講座群を「航路」として可視化することで、本学の「総合知」が描く地図を、社会に向けて示そうとする試みでもあります。

「あなた」のための学修支援……”2人称の学習デザイン”

第二の試みは、AIを活用した学修ガイドシステムの構築です。個人の学修への関心や目的に応じて講座を推薦・構成する仕組みを設計し、「学びたい」という一人ひとりの意欲に対して、九州大学がどのように応答できるのかを、具体的に示しています。「総合知」を抽象的理念に留めず、具体的かつ個別の学修体験へと接続する試みです。

九州大学の教育の可能性を、より広く社会に向けて、そして深く個人に向けて提示するいずれの試みも、なお発展途上にあります。今後さらに磨き上げてまいりますが、この構想の中に、九州大学が有する「総合知」の広がりと未来への可能性を感じていただければ幸いです。

2026年2月
尾方 義人[FeDA / 九州大学 芸術工学研究院 教授|デザイン学]