2025年10月23日 FeDA 第5回勉強会を開催しました!

日時

2025年10月23日(木)午後4時30分~

九州大学大橋キャンパス、ZOOMオンライン

講演者

芸術工学研究院 槇原 彩 助教

勉強会内容

2025年10月23日(木)に開催された「総合知教育デザインプラットフォーム:未来教育デザインアリーナ第5回勉強会」では、評価担当の槇原助教が話題提供を行いました。

槇原助教は、文化事業やアートマネジメント教育における評価の実践を紹介しながら、「総合知」や「総合知教育」の評価の可能性について語りました。

福祉や教育などの対人サービスや、人間の創造性が重視されるアートの現場では、参加型・対話型の評価を通して、関係者が自らの実践の意味を言語化し、共通の価値基準や実践の意義、創造的成果を可視化する取り組みが進んでいます。

槇原助教の実践では、ロジックモデルを使い、活動の意義や成果を整理・共有しました。ロジックモデルは、活動から成果に至る流れを構造化し、価値を再発見するためのフレームワークです。バックキャスティング的に理想の社会像から逆算して設計することで、想定外の価値や学びを明らかにできるといいます。

「総合知」や「総合知教育」の評価は、単なる成果の測定ではなく、多様な知や人々の協働を通じて新しい価値を生み出し、社会の変化を促すプロセスとして位置づけられています。評価の目的は、説明責任や事業改善にとどまらず、知識創造・組織学習・社会的価値の共創などへと広がっており、量的指標だけでなく、プロセスや人のつながりを重視した質的評価が重要になります。さらに、ステークホルダー間で共有される価値基準を明確にし、共通の「価値づけ」を行うことが不可欠です。

こうした評価の考え方は、総合知を育む学びの場をより充実させ、AIやマイクロクレデンシャルを活用した新しい教育・キャリア支援の仕組みへと発展していく可能性を示しています。

まとめ

今回の勉強会では、「総合知教育」の評価をめぐる新しい視点が共有され、評価を通じた知の共創や社会実装の方向性について、改めて考える機会となりました。

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