「FeDA第8回オンライン勉強会」開催報告

「FeDA第8回オンライン勉強会」が2026年4月23日に行われました。
開催概要を以下に記録し報告します。
ご協力・ご参加くださった本学関係教職員の皆様に、あらためて深くお礼申し上げます。
ありがとうございました。

開催日時・形式

2026年4月23日(木)16:45~18:15
ZOOM オンライン 

プレゼンテーター

川出 絵里
FeDA/未来社会デザイン統括本部 シンクタンクユニット 教授
専門領域:編集実践・メディア設計

レクチャータイトル

「〈編集的思考〉とは何か?……編集・メディア設計の実践と、現代アートとの交差から、
「新しい学び」の設計へ」

レクチャー概要

 本発表では、編集者・ライターとして『美術手帖』誌やアート・人文系書籍、企業や大学のウェブサイト制作に携わってきた経験をもとに、編集・メディア設計のプロセスと、その根底にある〈編集的思考〉について考えます。
 企画の立て方、誌面ラフの発想、構成・物語展開の設計、筆者やデザイナー、アーティストなど多様なステークホルダーとの協働といった具体的な実務を参照しながら、編集を、単なる情報整理ではなく、「問いを立て、複数の素材や視点を関係づけ、意味と理解の導線を設計する営み」として捉え直します。
 さらに、国内外の近現代アートをメディアをとおして紹介してきた個人的な視座から、アートと編集に共通する「世界の見方や価値観を更新する試み」に触れます。そうした〈編集的思考〉を、「分野横断的に、学びの意味と価値を構築する方法論のひとつ」として描き直し、FeDAにおける教育設計への応用と展開について考えます。

全体プログラム 

  1. FeDA(未来教育デザインアリーナ)の活動についての簡単な説明
  2. 講演:「〈編集的思考〉とは何か?……編集・メディア設計の実践と、現代アートとの交差から、「新しい学び」の設計へ」(約45分)

     川出 絵里 [FeDA/未来社会デザイン統括本部]
  3. 質疑応答とフィードバックアンケートへのご協力のお願い

プレゼンテーター略歴

川出 絵里

1995年ロンドン大学コートールド美術研究所Postgraduate Diploma課程・修士課程(MA)修了(近現代美術史専攻)。96年、アートのライターとして、日本とイギリスのメディアに寄稿スタート。東京とロンドンを拠点に、出版社・美術館・画廊で実務研鑽の傍ら、フリーの出版編集および美術展コーディネーターとして活動。99年、美術出版社(東京・神保町)入社。99年〜2012年、月刊誌『美術手帖』編集者・副編集長。2009年より書籍部業務兼務。13年退社。その後は、フリーランス活動や、東京藝術大学大学院での新研究科立ち上げをサポートする教育コーディネーター職、民間企業での未来社会予測とフードテック、アグリテックに関するオウンドメディアの企画・編集・執筆、グローバル広報などの仕事に携わる。2025年10月より、九州大学未来教育デザインアリーナにて、マイクロクレデンシャルなどの新しい教育プログラムの設計に関する仕事をスタート。専門は、編集実践、メディア設計。  

 FeDAについて
未来教育デザインアリーナ(Future Education Design Arena, FeDA)は、九州大学が構想する総合知デザイン教育プラットフォームの中核拠点として、学部や研究科の枠を超えて学際的な知を結集し、社会の変化に対応した教育を創出することを目指しています。その中心となる取り組みが、〈AI〉 と〈編集的思考〉と〈評価学〉の3つの柱を組み合わせて設計するマイクロクレデンシャルです。学習者の目的に応じて柔軟に組み合わせ可能なモジュール型学習を構築し、生涯学習やリスキリングを支援する新しい教育モデルの提供を目指し、研究・実践活動を行っています。

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